こんな人におすすめの記事です!
- 留学、ワーホリ予定でシェアハウスを検討されている方。
- シェアハウスでどんなトラブルが予想されるか知りたい方。
- 海外でのシェアハウスがどんなものか知りたい方。
こんにちは!
今回は、カナダのシェアハウス事情について、私の実体験をもとにお話ししていきます。
前提として、私は2023年の4月からカナダで生活をしていて、その間に5回引越しをしております。どの家でも、自分専用の部屋はありましたが、キッチンやバスルームは他のルームメートと共有しておりました。本記事では、私が実際にどんな家に誰と住んでいたのか、どんなことが起きたのか一件一件振り返りながらお話ししていきます。

シェアハウスの体験は十人十色!
カナダでの住まい
カナダの物価は常に右肩上がりで、留学生やワーホリ生は数名でシェアハウスをするのが主流です。基本的には、いくつか部屋探しのプラットフォームがあるので、そちらのサイトから自分が希望する条件(エリア、予算、シェア人数)などを絞り探していきます。引越しの手間を考えると、一度決めた家で何事もなく住み続けたいところではありますが、なかなかうまくいかないのがシェアハウス。それでは、私がお世話になった5件のシェアハウスでの体験をお話ししていきます。
シェアハウス1
時期・期間 | 2023年4月〜 1ヶ月 |
シェア人数・国籍 | 自分を含めて3人、自分以外インド人 |
オーナー有無 ※一緒に住んでいるか | 無 |
1件目は、日本にいるときにオンラインでの内見を依頼し決めた家だったので、実際の内見なしで決めた家でした。オーナーはカナダ人で明るい方でした。私が入居した時は、まとめて契約していたグループが退去したばかりで、他のルームメートは誰一人としておらず、1週間ほど貸切状態。快適ではありつつ少し寂しい気もしました。そこから1週間後、インド人の女性と男性が一人ずつ入居してきました。(ちなみに彼らの関係性は友達)その日から私の静かで快適な生活は一変しました。初めてのルームメイトだったので、仲良くなりたい、彼らの文化を知りたいとポジティブな気持ちで生活をし始めました。下記、良かった点と悪かった点をまとめてみました。
良かった点
- 数週間だけでも異文化交流ができた。
- オーナーさんが良心的で、もともと設置のなかった炊飯器や部屋のライトもすぐに用意してくれた。
初めてのルームメイトがインド人で、全く異なる彼らの文化を知れたことは良い経験になりました。幸運にも、オーナーが良心的で、契約では1ヶ月前の退去予告が必要とあったにも関わらず、結果的に私の後の入居者をすぐに見つけてくれたため1ヶ月で退去することができました。
悪かった点、トラブル
- ランドリーが毎回有料だった。
- ルームメイトが毎日早朝や深夜に、母国にいる家族たちとスピーカーでビデオ電話をしていた。
- 2人のルームメイトが、私の部屋の隣でドアを開けたまま1日中何時間を大きい声で会話をしていた。
- ルームメイトがバスルームで髪の毛が落ちてもそのまま放置していた。
- ルームメイトがトイレットペーパーを使う文化がないと言いながら、私の買ったトイレットペーパーを使っていた。
- ルームメイトが料理に使用する香辛料のにおいが、家中に常に蔓延していた。
他人と共同生活をするということは、簡単なことではないと身構えていたものの、やはり文化があまりにも違いすぎたため、それに順応することができなかったのは非常に残念でした。また、こちらの家では、私が先の入居者だったため、事前にどんな人と生活することになるのか予想ができなかったため、仕方ない部分もありました。
シェアハウス2
時期・期間 | 2023年5月〜 8ヶ月 |
シェア人数・国籍 | 自分を含めて4人、全員日本人 |
オーナー有無 ※一緒に住んでいるか | 有 |
続いて2件目は、日本語サイトで見つけたオール日本人のシェアハウスでした。カナダに住む前までは、他の国の人たちと生活して、異文化交流や友達を作りたいと意気込んでいましたが、1件目での経験から住む家はやはり同じ文化の人たちとの生活が良いと思い入居を決めました。こちらの家ではルームメイトには恵まれましたが、オーナーに苦労をかけられる羽目になるとは全く予想してませんでした。
良かった点
- ルームメイトが全員日本人で良い人たちだった。
私の滞在していた約8ヶ月の間は、ほとんどルームメイトの入れ替わりはなく、同じ日本人・日本語だったため何一つトラブルなく生活できました。みんなで集まって一緒に料理するくらい仲良くなりました。また、立地の割には家賃が安く、お金をセーブできたのも良い点でした。
悪かった点、トラブル
- 4人でトイレ、バス1つを共有するのが大変だった。
- オーナーが同じ家(違う回数)に住んでおり、家のルールがかなり厳しいことを入居後に知った。
- オーナーに嫌がらせをされ、最終的には特に理由もなく突然退去してほしいと言われた。
- オーナーが許可なしで部屋の出入りをしたり、夜中に部屋の様子を見にきたりした。
4人でバスルームを共用するのは、大変でした。みんなお互いに気を遣っていたため、最短でシャワーも浴びるようにしていましたがやはり限界がありました。また、オーナーさんが特殊な方で、一緒に生活するのはかなりストレスでした。しかし、家賃や立地の良さや引越しする手間を考えるとなかなか退去できず8ヶ月もお世話になってました。最終的には私を含め他のメンバーも追い出しをくらい、退去する羽根になりました。
シェアハウス3
時期・期間 | 2023年1月〜 3ヶ月 |
シェア人数・国籍 | 自分を含めて3人、中国人、ベトナム人 |
オーナー有無 ※一緒に住んでいるか | 有 |
3件目は、初めてのアパートメントタイプのお家でのシェアハウス。前の家では、オーナーは別の階数に住んでいましたがこちらの家では完全にオーナーともシェアする形でした。
良かった点
- オーナーが一緒に入居していたため、ゴミ捨てや共用部の清掃はオーナーが全てやってくれた。
- 家での設備の不具合が起きた際には、一緒に住んでいたオーナーがすぐに対応してくれた。
- ルームメイトが綺麗好きで、常に共有部分が清潔に保たれていた。
- 他のルームメイトもフルタイムで働いていたため、共用部分の使用が被ることが少なかった。
オーナーが一緒に住んでいたため、ゴミ捨てや共有部分の清掃を何もしなくて良かったのはとてもラッキーでした。また、何かトラブルが起きた際も、オーナーが一緒に住んでいたためすぐに対応してくれたのも助かりました。一度水道が出なくなってしまった日がありましたが、その日中に業者を呼ぶなりして対応してくれました。
悪かった点、トラブル
- オーナーが一緒に住んでいたため、共用部使用の際に時間やタイミングなど少し気を遣うことがあった。
過去シェアハウスしてきた中でも、比較的快適に過ごせたシェアハウスでした。しかし、オーナーと一緒に住むことで多少なりとも気を遣う場面は何度かありました。
シェアハウス4
時期・期間 | 2024年5月〜 2.5ヶ月 |
シェア人数・国籍 | 自分を含めて4人。韓国人、ウクライナ人、香港人 |
オーナー有無 ※一緒に住んでいるか | 有 |
4件目は、日本に一時帰国中に決めた家だったため、オンラインでビデオを通し内見させてもらって決めた家でした。事前に共有するのは私を含め、他2名の女性と確認済みだったのにも関わらず、いざ現地に着いてみると中年男性オーナーとも共同生活を行うということを知らされました。
良かった点
- ルームメイトがウクライナ人、香港人でかなりフレンドリーな人たちだったので、会えば気軽に話をしたり仲良くできた。
隣の部屋のウクライナ人のルームメイトは、過去に日本にワーホリしたことがあり、日本語や日本の文化にも興味がある人で、ある時には日本のお米をお裾分けいただいたり、交友な関係が気づけました。香港人のルームメイトとは、仕事が見つからない、物価が高いなど、海外生活の大変さを共感しあったりと楽しく生活することができました。
悪かった点、トラブル
- オーナーが同居する旨を事前に伝えられていなかった。
- オーナーの共用部分(キッチン、バスルーム)の使用方法が、清潔面で気になる点がたくさんあった。
- 共用スペースに謎に監視カメラが設置されていた。
- 家賃の支払いに毎回現金を用意する必要があった。
- 洗濯乾燥機は地下に住んでいる人達とも共有しなければならず、合計8人で共有しなければならなかった。
こちらのシェアハウスでは、初めからオーナーに対し不審に思う点がいくつかあり、あまり快適な生活は送れませんでした。事前に共用する人数、国籍を確認していたのにも関わらず、オーナー自身が一緒に住むということを告げないなど、問題点が多くありました。最低契約期間が2ヶ月だったため、2ヶ月は引っ越しができなかったのは苦痛でした。
シェアハウス5
時期・期間 | 2024年7月〜 現在も入居中 |
シェア人数・国籍 | 自分を含めて2人。韓国人→現在イラン人 |
オーナー有無 ※一緒に住んでいるか | 無 |
最後になりますが、現在も住んでいるシェアハウスでの体験談です。結論から言うと一番快適に過ごしております。少し条件が特殊で、本来であればオーナーのお母さんも含め、3人でシェアハウスをする仕様になっているのですが、オーナーのお母さんが母国からなかなか帰国しないため、実質2人で生活しております。
良かった点
- ルームメイトは1人だけで、バスルームは自分専用のものがある。(本来であればオーナーのお母さんと共有)
- 韓国人のルームメイトとは文化もかなり似ており、生活しやすかった。
- 新しく入ってきたイラン人と異文化交流ができている。
悪かった点、トラブル
- ルームメイトの部屋でベッドバグ(ダニ)が見つかり、駆除部隊を呼ぶ呼ばないと大騒ぎになった。
- ネズミが出た。
- ルームメイトの1日のキッチン使用回数が多いうえ、使用時間がかなり長くて使用に困ることがある。
カナダでは、ベッドバグとネズミ問題はよく話題に上がってきます。自分は幸運にもベッドバグの被害には遭わなかったですが、自分の部屋でもベッドバグが出ることを考えるといつでもゾッとします。また、いくらルームメイト数が少ないとはいえ、1人の共用スペースの使用時間があまり長いと、それがストレスになると言うことが今回のシェアハウスで学んだことです。
まとめ
本記事では、私がカナダで経験した5つのシェアハウスでの体験談についてお話ししてきました。過去のシェアハウスでの経験を振り返ってみて、シェアハウスをする際に事前に気をつけたいこと、自分が学んだことをまとめてみました。
シェアハウスをする際に気をつけたいこと
- 入居前にオーナーにルームメイトの情報を確認しておく→国籍や人数等
- オーナーの入居の有無を確認しておく
- 契約書はちゃんと目を通す→ 疑問があれば事前に解決しておくべき。
- 契約の最低期間を確認す。→最低契約期間が短いシェアハウスに住んでいれば、入居後何か問題があった際にもすぐに退去を検討できる。
- ネットの口コミやSNSなどで、シェアハウスの悪い口コミが載っていないか確認する
正直、住み始めてみて気づくこともたくさんあるので、住んでみてやはり違かったということも良くありますが、最低限の内容を確認しておけば、大きなギャップもなく生活できると思います。
学んだこと
- 自分が他人と生活する上での基準(許容できる範囲からできない範囲)
- ある程度の妥協は大事→いちいち気にしていても仕方ないと思えるようになった。
- 似ている文化の人と生活するのが楽
- できるだけ少人数でのシェアハウスが良い
- ルームメイトやオーナーに対して何か気になる点があれば、正直に自分の意見や気持ちを伝えると良い
他人と生活するということは簡単なことではないですが、いかに生活しやすい環境に自分で整えるかによってもシェアハウスの快適度は変わるなと思いました。何か気になる点があれば、我慢せずに話し合ってみることによって、オーナーやルームメイトとの関係もうまくいきます。振り返ると、私自身なかなかユニークなシェアハウス体験をしてきましたが、これからももうしばらく海外で生活しようと思ってるので、引き続きこちらの体験談を更新していきたいと思ってます。
Miyu